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自転車歴43年。名古屋近辺でまったり乗ってます。ロードバイクの最新ニュースだけでなく、製品に関する自分自身の感想やレビュー、プロショップとのおつきあいなども。時々懐かしいネタが出てくるかも。

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TREK MADONE RSL H1 2016

水曜日の名古屋は午前中は大雨、お昼には雨があがり、ちょっと蒸す程度の曇りになりました。朝の様子でジテ通する真性度の高いおバカさんは、帰りはなんとか無事だったことでしょう。明日は一応曇り予報なので、ジテ通できるかもしれませんが、ゲリラ豪雨が降る可能性があるそうですので、シェルのご用意をお忘れなく。

さて今日は、ロードバイク界の巨人が繰り出す乾坤一擲の新型フレームを紹介しましょう。ちょっと長いよ。


TREK MADONE RSL(Race Shop Limited) H1 2016

泣く子も黙る史上最強フレームとして一時代を築いた TREK MADONE の Brand new ハイエンドモデル。今や堕ちた元王者のスキャンダルの煽りを喰らったせいか、DOMANE, EMONDA と次々に高性能フレームをリリースしたわりに戦績がパッとしなくなっていましたが、その間の王者として君臨し始めた SPECIALIZED S-WORKS に対抗するため、持てる技術の粋を集めて、この最終兵器に結実させた力作です。BIKERUMOR によると、ULTIMATE RACE BIKE ?だそうです。

まずは紹介動画を見てみましょう。



ふむふむ、キーワードは 700 OCLV Carbon, Kammtail Virtual Foil, IsoSpeed, Integrated Head Set, Control Center などなどでしょうか。TREK の様々なテクノロジーが満載されていることはわかりました。では、順番に見ていきましょう。まずは 700 OCLV Carbon から。このワード自体はもうおバカさんなら先刻ご承知でしょうが、実際にどんなスペックなのか知っておきましょう。


TREK 700 OCLV の対面積重量がこちら。これはカーボン複合素材の単位面積あたりの重量で、軽くなるほど加工には高度な専門技術が必要となり、同時に高価になります。700 OCLV カーボンは右端の黄色の棒グラフです。なるほど、お高い訳ですねorz


こちらは剛性対重量比。最軽量にして最高強度であることがわかります。


そして、縦方向への柔軟性がこちら。600 OCLV よりほんの僅かですが優れていることがわかります。ハイエンドモデルだとガチガチという図式は、最早過去のものとなりました。

ふむ、素材がお高いのはよくわかりましたねw 次は Kammtail Virtual Foil です。


これはダウンチューブのカットモデルです。丸みを帯びたほうがダウンチューブの地面側ですね。MADONE のカムテールの断面(KVF)形状も SCOTT の D 字に近い側面が長い形状になりました。後端形状は多角形か一直線かの違いはありますね。MADONE のほうが TT バイクよりかもしれません。CG によるカットモデルもみておきましょう。


フロントフォークの断面形状しかり、、、


各チューブの断面形状もこれこのとおり、です。


こちらはエアロダイナミクスに関する他社製フレームとの比較実験の結果。MADONE は赤、一番上のベージュは GIANT PROPEL, 濃茶は SCOTT FOIL AR2, 薄茶は CERVELO S5 です。真正面からのエアロ効果は CERVELO S5 には劣りますが、ヨーアングルが左右 10度を越えると MADONE は無敵です。この実験結果が正しいとすると、PROPEL のエアロ効果は意外と劣っているものなんですね。

続いて、エアロダイナミクスに大きな影響を及ぼすフロントビューとハンドル周りを見ておきましょう。


フロントビューはこちら。おやっ?どこかで見たショットのような気がしますね、、、


AERO COCKPIT という名前までどこかと同じですので混乱しますが、形状までほぼ同じです。こちらの方が若干ステム幅が広いかな、、、


同じ理論に基づいていれば、同じような形状になってしまいますからね。どんどん似てきて、そのうちどのメーカーも同じ形状になってしまったら、安く売れる体力があるブランドだけが生き残るということになってしまう懸念もちらっと脳裏をよぎります。車業界と同じだな、、、


E2 ヘッドチューブは 1-1/8 - 1-1/2 のテーパー形状。上下間がくびれているのもお約束です。

さて、今回のモデルチェンジの目玉のひとつ、IsoSpeed の番です。


DOMANE から IsoSpeed を持ちこんだのは、ある意味予想通りですね。


しかし、MADONE の IsoSpeed は、DOMANE のそれとは全く別の構造で同じ機能を持たせるアプローチを採りました。そう、Tube-in-Tube とも言うべき入れ子構造になったこれは、外側のカムテール形状の外側チューブ内部に、内側のチューブが可動できる空間を確保して、優れたエアロダイナミクスと高い快適性を両立させているんですね。DOMANE のメインステージがグランフォンドやパヴェであるのに対し、より高速域での走行性能を追求しなければならないロードレースの場合、DOMANE と同じ構造ではパワーロスレシオが無視できないのでしょう。


透視 CG で見てみると、こんな構造になっているんですね。素人目にはどんな接合方法になっているのかまではわかりませんが、これにより縦方向への柔軟性を他社製ハイエンドモデルの2倍に高めているんですって。


チューブの支点の止め方は、DOMANE と同じです。言ってしまえば、DOMANE の IsoSpeed の外側を KVF 形状のチューブで囲んだ、ということでしょう。


次は新登場の CONTROL CENTER です。


これが CONTROL CENTER という、ギアコントロールの司令部です。ここの内部に、紐組みならケーブルのバレルアジャスターが、電動ならバッテリーポートを搭載するようになっていて、フレーム外の突起物を失くしました。div>

では、実際に CONTROL CENTER の中身を見てみましょう。これは電動メカの場合です。Di2 ジャンクションはこんな感じで格納されているんですな。


紐組みの場合とバッテリーそ搭載する場合は、こんな感じになります。


紐組みでは、ちょいちょい微調整が必要になるシフトケーブルを上側のバレルアジャスターに通し、しっかり固定すればよい下側にブレーキケーブルを通しているようです。

ついでに、インターナルケーブルルーティングの様子も見ておきましょう。


インターネルケーブルルーティングを晒してみるとこんな感じで繋がっています。


ルーティングの詳細をパーツアッセンブルとともに見てみると、とにかくフレーム表面にできる限り突起物を出さないこと、やむを得ないものはエアロ効果を高める形状やカウルを装着している様子がよくわかります。


トップチューブ内のこの空間がリヤへと伸びるケーブルの通り道です。


その努力の結果、ケーブルが見えるところは、ステム根本のこの部分と、リヤエンドから RD まで伸びるケーブルしかありません。拘ってますねぇ。この努力、無線電動メカが登場するまでの過渡期の産物として、将来語り継がれることになりそうな予感w


リヤブレーキはセンタープルタイプなので、ケーブルも当然フレームのセンターから出てますね。

続いて、インテグレーテッドブレーキを見てみましょう。まずはフロントから。


ヘッドチューブとフォーククラウンに溶け込む形状のブレーキは、エアロダイナミクスに貢献するカウルが装着されます。しかも、それだけでなく、、、


ヘッドチューブにセットされた VECTOR WING と呼ばれる左右にパカッと開くパーツが、ケーブルやブレーキキャリパーをシェル内部に格納する仕組みになっています。ブレーキをかける時にブレーキキャリパーが作動すると、ちょっとだけ浮きあがるとか、実はエアブレーキよろしく大きく開いて空気抵抗を受けてダウンフォースを得るとか、あるのかな?(ないって)


前からみると見事にフォークにビルドインされている印象ですが、横から見るとちょっとだけ前に出ているように見えます。そして、メンテナンス時は例の VECTOR WING をパカッと開けてアクセスする、と。面白いギミックですが、このギミックを搭載するがゆえにヘッドチューブの前面投影面積が大きくなっているようにも思います。多分ここ、マイナーチェンジで手が入ると予想しておきましょう。

そしてリヤブレーキ。


リヤブレーキにもカウルを装着、搭載位置のシートステーを抉ることと合わせて、エアロ効果を高める執念を感じさせます。でも、リヤブレーキなので、こちら側にカウルつけるよりステー側の形状を工夫したほうが効果が大きいようにも思うんですけど、どうなんでしょ?なお、ピコッと立ち上がっている L 字型のパーツは、クイックリリースレバーですと。


カウルを外すとダイレクトマウントのリヤブレーキはセンタープルの V ブレーキ的な構造であることがわかります。それにしても、このブレーキってどこのメーカー製なんでしょうね、、、もうちょっと調べてみないとわかりません。

その他のディテールはこんな感じになっています。


ロードバイクの BB として最大幅 90mm を誇る BB 90 は、ペダリングパワーを余すことなく伝えるキモです。


BB とフレームの接合部分の部品点数が少なく、軽量化にも貢献しています。



FR ともドロップエンドは小型軽量のカーボン製で、リヤハンガーはリプレイサブルパーツが付きます。


RIDE TUNED PERFORMANCE は継承されていて、フレームサイズが異なってもパフォーマンスを最大に発揮してもらえるデザインになっている点も流石です。


ボトルの搭載位置に関しても抜かりありません。ダウンチューブのボトルが、シートチューブが発生源となる空気抵抗を相殺するデザインになっています。


MADONE もエアロ効果に優れた 3S CHAIN KEEPER を搭載していますね。これもインテグレートするのが2016年モデルでは一般化しそうです。


DUO TRAP S は BONTRAGER, GARMIN, POWERTAP, SRM などの主な ANT+ ワイヤレスサイコンに対応します。意外に大きくてビックリ。


新型シートマストのシートクランプ部分は、どこかで見た形状に似たものになりました。直感ですが、サドルの前後位置調整が簡単にできそうな仕組みですね。


シートマストも刷新され、シートポジションの変更に伴う空気抵抗の増加を最小限に抑えます。シートポストクランプはオリジナルのダブルピンタイプになりました。


このシートポストクランプはリヤライトマウントにも使えるようになっていて、AERO COCKPIT にもサイコンとライト用のアタッチメントを装着できるようになっています。サイコンのケーブルも当然インターナル処理でしょうね。あ、無線タイプならもともとケーブル不要ですけど。


リヤクォータービューを見ると、似ても似つかないはずの DOGMA とも似た雰囲気の様な気が、、、いや、イタ物の工芸品が亜米利加の工業製品と似ていてタマルもんか、とは思うんですけど、搭載しているギミックやディテールの違いはあるものの、カムテール理論に基づくエアロダイナミクスの観点から考えれば、カムテール理論に裏打ちされた形状自体が似てくるのは当然ですものね、、、なんかつまらない気もしますが、そういう傾向は今後も続くんでしょうね。


同じ亜米利加の最強ライバルのコーポレートカラーをイメージカラーに据えるなんざ、久々に喧嘩上等な TREK が帰ってきたようで、面白いですね。

あとは売れ行きを注視しましょう。円安が恨めしいですな、、、orz

【SPEC】

カラー Viper Red
フレーム
 700 Series OCLV Carbon, KVF (Kammtail Virtual Foil) tube shape, Madone IsoSpeed,
 Micro-adjust seatmast, E2, BB90, invisible cable routing, Control center,
 precision water bottle placement, Aero 3S chain keeper, DuoTrap S compatible
フォーク
 Madone KVF full carbon, carbon E2 asymmetric steerer, carbon dropouts,
 integrated brake and stem
サイズ 50, 52, 54, 56, 58, 60, 62cm
フレームフィット H1
ホイール Bontrager Aeolus 5 D3 Tubeless Ready
タイヤ Bontrager R4 Hard-Case Lite, 220tpi, aramid bead, 700x23c
シフター Shimano Dura-Ace Di2, 11 speed
フロントディレーラー Shimano Dura-Ace Di2, braze-on
リアディレーラー Shimano Dura-Ace Di2
クランク Shimano Dura-Ace, 53/39 (double)
カセット Shimano Dura-Ace, 11-28, 11 speed
チェーン Shimano Dura-Ace
サドル Bontrager Paradigm XXX, carbon rails
シートポスト Madone micro-adjust carbon seatmast cap, 25mm offset
ハンドルバー
 Madone XXX Integrated Bar/Stem, KVF profile, Invisible cable routing, OCLV carbon, VR-CF
ステム
 Madone XXX Integrated bar/stem, OCLV Carbon, 7 degree, aero top cap pocket,
 w/Blendr computer & light mounts
ヘッドセット
 Madone integrated, stainless cartridge bearings, sealed, 1-3/8" top, 1.5" bottom
ブレーキセット Madone aero, integrated, direct mount
グリップ Bontrager Supertack tape
価格 \1,650,000-(in tax)

(from TREK, BIKERADAR, BIKERUMOR, CYCLINGNEWS, ROAD.CC, CYCLE SPORTS)
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