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自転車歴43年。名古屋近辺でまったり乗ってます。ロードバイクの最新ニュースだけでなく、製品に関する自分自身の感想やレビュー、プロショップとのおつきあいなども。時々懐かしいネタが出てくるかも。

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BIANCHI OLTRE XR.4

いやぁ今年の TDF はトラブルが頻発してドキドキしますねぇ。観客と衝突しそうになったモトバイクがストップしたため、Maillot Jaune の FROOME 等がクラッシュ、Mont Ventoux を自分の脚で走る羽目になるなんて、誰も予想しなかったことでしょう。おいちゃんはのんびり風呂入っていて肝心の場面をリアルタイムで見ることはできませんでしたが、後から VTR 見て唖然としましたよ。怪我がなかったようなのが幸いでしたが、もうこの種のトラブルは終わりにしてほしいな、、、

さて今日は、万国博覧会でもある TDF で大々的にお披露目された BIANCHI の新型エアロバイクを見てみましょう。


BIANCHI OLTRE XR.4

名門復活の狼煙となった OLTRE が、振動や衝撃を抑制する Countervail vibration cancelling composite technology と新たなエアロシェイプを纏っての登場となりました。TDF 前の数週間、このバイクに乗った LOTTO NL JUMBO の選手達が走っていたので、まぁ厳密に言えば 初披露ではありませんが、なにせ TDF 、しかも BIANCHI 信者にとっては待望のイベントでしょうから、世界へのアピール力は桁違いでしょう。では、細部を見ていきましょう。


まずは Countervail vibration cancelling composite technology とは何かから。この技術、Materials Sciences Corporation が特許を持つ Countervail というカーボン素材を独自の構造で編むことにより、振動をなんと80%も減衰するというシロモノ。フレームとフォークの剛性向上に貢献しています。


このイラストは、左の Celeste グラフが Contervail, 右の Red グラフがフツーのカーボンの振動減衰性の比較。Countervail では振動が素早く減衰される様子がわかりますね。これ、振動によって発生する Turbulence をも減少させてくれるので、ハイスピード域での安定性や快適性確保に大きく差が出ることを意味します。選手達には大歓迎されることでしょう。素人のアラフィフには窺い知ることのない異次元でのお話なんでしょうが、長いダウンヒルがあれば恩恵に浴することができるかもw

エアロフレームの細部はこんな感じ。


コクピットは VISION METRON 5D INTEGRATED HANDLEBAR の Celeste バージョンを装着。なかなかカッコいいデザインですね。


扁平アップバーを 10°前に曲げ、2°外曲がりとすることで、ヒルクライムやレスト時でもベスポジ取れるよう工夫されています。ドロップ/リーチは 125/80 mm のコンパクト形状、ステム長は 100/110/120/130 mm, ハンドル幅は 400/420/440 mm から選べます。なお、重さは 395g(420mm) です。サイコンやライトはどうやって装着するんだろう、、、プロならタイラップだろうけど。アタッチメントがあるのかな、、、


テーパードヘッドチューブは1.4-1.1/8 の上下異径。ヘッドチューブがこんもり盛りあがるのは最近のエアロフレームに共通するデザイン。周辺の空気の流れをどう整えるのか、各社とも相当重視しているのでしょう。


こうして見ると、ヘッドチューブのボリュームがいかにゴツいかがわかりますね。極太ダウンチューブとはほぼ一体化してますし、フォーク上端も綺麗に埋め込まれています。


前面投影面積を少なくするため Countervail フルカーボンフォークのブレードはかなり薄く、ドラッグを低減する形状になっていて、重さ 355g に抑えています。そうそう、忘れていましたが、写真のモデルは CAMPAGNOLO SUPER RECORD ESP でアッセンブルされていて、ブレーキはダイレクトマウントタイプになっています。


エアロシートポストは翼断面形状の専用品。いわゆる ISP みたいに見えますが、フツーのシートポストなので、シート高をよく調整するおバカさんには朗報でしょう。オフセットは -10mm か 25mm となります。TT の時は前に出せますね。


斜臼タイプと思しきシートポストクランプはエアロシートポストによくあるここに隠されています。


この写真ではトップ/シート/シートステーの集合部はそれなりのマスがあるように見えますが、コンパクトな後ろ△を形作るためにシートステーがやや下げられたことと、シートポストを保持する部分のエアロ処理や剛性確保のためにこんなデザインになっているのでしょう。シートステーが翼断面形状なので、大きく見えるのかなぁ。


シートステーはシートチューブを挟み込むように左右に張り出し、ダイレクトマウントブレーキが装着されます。


新型 CAMPAGNOLO SUPER RECORD の4アームクランク、まだ見慣れませんね。そういえばまだ紹介してなかったっけ、、、信者としてはそのうち紹介しなければならないかな。


シートチューブが翼断面形状なので、 FD は当然直付。


BB はプレスフィット 86.5 x 41mm を採用。最新のエアロフレームらしく BB = Big Box と言った方がしっくりくるくらいのボリュームです。チェーンステーもガッシリしたストレート形状。パワーラインですから当然ですね。


ドロップエンドまでフルカーボンですが、強度を確保するためにメタルがインサートされています。


さて、現代でエアロバイクを名乗る以上、当然風洞実験を行って開発されているわけですが、、、


エアロダイナミクスの追求は Advanced CFD (Computational Fluid Dynamics) シミュレーションソフトウェアを駆使して行われました。


XR.2 に比べると、ヘッドチューブ上部の整流効果が向上していることがわかります。もっとも、VISION METRON 5D INTEGRATED HANDLEBARのエアロ効果もかなり貢献しているでしょうが、VISION とも相当煮詰めながら開発したんでしょうね。


バイク全体のエアロダイナミクスを見える化するために、F1 でも使われている特殊な蛍光塗料をフレームの表面全体に塗って、、、


レーシングスピードの風を当てた結果がこちら。蛍光塗料の流れ方が空気の流れを示している訳です。


解析結果がこちら。全体が蛍光 Green に染まっていますが、この部分は MEDIO (平均値)で、注目すべきは Red の ALTO (高) と Blue の BASSO (低) の場所。ハンドルバーのアップバーやフロントハブ、ブレーキキャリパーあたりは空気抵抗が高いのに、フォークブレードやヘッドチューブ、エアロシートポストやシートチューブ、シートステーの前側は抵抗が少ないことがわかります。まさに空気を切り裂いているのでしょうね。他社製エアロフレームとの比較テストデータとかがあると、どの程度のアドバンテージがあるかわかりやすくていいんですが、今のところはこれくらいしか見つけられませんでした。


こちらは TDF2016 に出場中の GEORGE BENNETT (Lotto NL-Jumbo) のバイク。SHIMANO DURA ACE Di2 でアッセンブルされていますね。日本のおバカさんには最も人気が出そうな仕様です。用意されている仕様は、下記の通り、売る気満々ですw

<CAMPAGNOLO>

SUPER RECORD EPS 11sp
COMPACT 52/36
WHEELS: Fulcrum Racing Zero C17
OPTION WHEELS: Fulcrum Racing Zero Carbon
OPTION WHEELS: Campagnolo Bora Ultra 50
OPTION CRANKSET: Rotor 3D+ InPower 52/36

SUPER RECORD 11sp
COMPACT 50/34
WHEELS: Fulcrum Racing Zero C17
OPTION WHEELS: Fulcrum Racing Zero Carbon
OPTION WHEELS: Campagnolo Bora Ultra 50
OPTION CRANKSET: Rotor 3D+ InPower 52/36

CHORUS 11sp
COMPACT 50/34
WHEELS: Fulcrum Racing Quattro C17
OPTION WHEELS: Fulcrum Racing Zero Carbon
OPTION WHEELS: Campagnolo Bora Ultra 50

<SHIMANO>

DURA ACE 11sp
COMPACT 50/34
WHEELS: Fulcrum Racing Zero C17
OPTION WHEELS: Fulcrum Racing Zero Carbon
OPTION WHEELS: Zipp 404 Firecrest
OPTION CRANKSET: Rotor 3D+ InPower 52/36

DURA ACE MIX 11sp
COMPACT 50/34
WHEELS: Fulcrum Quattro C17
OPTION WHEELS: -
OPTION WHEELS: -

ULTEGRA Di2 11sp
COMPACT 50/34
WHEELS: Fulcrum Racing Quattro C17
OPTION WHEELS: Fulcrum Racing Zero Carbon
OPTION WHEELS: Zipp 404 Firecrest

<SRAM>

RED eTAP 11sp
COMPACT 50/34
WHEELS: Fulcrum Racing Zero C17
OPTION WHEELS: Fulcrum Racing Zero Carbon
OPTION WHEELS: Zipp 404 Firecrest
OPTION CRANKSET: Rotor 3D+ InPower 52/36



ジオメトリはこちら。トップチューブ(B1)が 565mm ほしいおいちゃんは A1 570mm サイズが一番いいかな。


カラバリは5色あります。

1D - CK16/BLACK FULL GLOSSY
7Z - BLACK MATT/BLACK MAMBA GLOSSY
BD - GRAPHITE MATT/BLACK VIVID RED GLOSSY
BZ - BLACK MATT/CK16 GLOSSY
CJ - CK16/BLACK GLOSSY


少々ナンパなイメージが強くてレース用機材としての魅力が乏しいと言われた不遇の時代に終止符を打つ原動力となった OLTRE XR の最新モデルだけに、戦闘力がどれくらいのレベルなのか、興味津々です。日本への導入時期、価格等の情報は後日になりますが、エアロフレームは他社製品でも魅力的なモデルが多いので、40万円台そこそこに抑えてもらえれば楽しく悩めるんじゃないでしょうか。もっとも、BIANCHI 信者ならこれ一択でしょうけどね。

残念なことに、おいちゃんは Celeste が壊滅的なまでに似合わないので、指を咥えて羨望の眼差しを向けるのみでしょう orz

(from BIANCHI, CYCLINGNEWS, ROAD.CC, CYCLINGWEEKLY, CYCLIST, BDC-MAG.COM)
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