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SILCA IMPERO ULTIMATE FRAME PUMP
日曜日の名古屋はおバカさん日和で、陽射しに当たると日焼けするほどの暑さを感じましたね。この週末は天気が良かったので、あちこちでおバカさん達がホーホー言ってたことでしょう。今年の秋は雨に祟られることが多かった分、楽しかったでしょうねぇ。くそ、羨ましすぎる、、、
さて今日は、アラフィフあたりにゃ懐かしく、若人はレトロっぽさを感じるこんなインフレータを見つけてきました。

SILCA IMPERO ULTIMATE FRAME PUMP
SILCA のラインナップの中でハイエンドに位置づけられる ULTIMATE シリーズのインフレータ。CO2 カートリッジが普及した最近では、もはや少数派ともいえるインフレータですが、昔は「携帯ポンプ」といえばこれだったんですよねぇ。とくにランドナーには必須アイテムでしたからおいちゃんも ZEFAL の持ってました。もっとも、その頃もものとは比較にならないほどハイスペックでモダンなデザインを纏ったこの IMPERO 、まずはインフレータを知らない人のための紹介動画をご覧いただきましょう。
トップチューブにセットするのが一般的ですが、昔はシートステーにセットするタイプもあったんですよねぇ。ちゃんとインフレータ用のフックを溶接して(つまり鉄フレームですな)あって、このあたりの拘り方もオーナーの趣味を表してました。あの頃は細かい意匠に拘ったランドナーが沢山あって、あれはあれでディープな世界でしたっけ、、、(遠い目)
では、オサライしましょう。

一切の無駄を排したかのようなシンプルなボディは全て 6066-T6 アルミニウム構造。ULTIMATE シリーズは25年保証(!)の SILCA-Shield で部品交換や修理をしてくれますから、長~く使うユーザには嬉しい限りです。

ULTIMATE シリーズの挿し色といえば Red ですね。対応バルブは Presta だけという割り切りが潔いです。

バルブとポンピングレバーエンドには Sillicon Bumper がセットされていてしっかり固定できるようになっています。対応しているチューブ径は 25mm ~ 60mm だそうですから、大多数のチューブには問題なくセットできるでしょう。

パヴェのような悪路を走ると、フレームとインフレータが接触する可能性がありますが、それを見越してかメインバレル上にも Sillicon Bumper を追加してあって、接触時の衝撃を吸収しつつフレームのペイントを傷つけることも防いでくれます。

分解した様子がこちら。例によって贅沢なアルミニウムの使い方ですねぇ。

きちんとエアを充填できる秘密は、独自の 2段シール付きのハイテクヘッドガスケット。S サイズのコイツで 112回ピストンすれば 100psi 入れられるとのことです。ひゃ、112回?!脚ならぬ腕が売り切れますわぃ。早くエアが入ることは間違いなくいいことなんですから、腕も鍛えろ、ということですね SILCA さん?


サイズは S, M, L ,XL の4種類が用意されていて、それぞれがカバーするフレームサイズはご覧の通りです。おいちゃんの場合、トップ 565mm, シート 580mm (いずれもC-C)ですから XL でしょう。

セットした様子がこちら。う~ん、クラシックフレームだけじゃなく、モダンなカーボンフレームにも似合いますね。モノトーンやダークカラーなら秀逸なコーデになること請け合いです。
インフレータとしては正直高いんですが、愚直なまでに実用性能を高めた結果、材質が高額なアルミニウムになり、ULTIMATE の名に相応しいクールなデザイン、雰囲気上等な仕上げになったが故なのでしょう。それを実際のパンク修理でガシガシ使い込むことこそ、SILCA の得意分野です。ちょっとほしいぞ、これ。
【仕様】
本体長さ (S) 44~47cm / (M) 47~50cm / (L) 50~53cm / (XL) 53~56cm
重量(カタログ値) (S) 256g / (M) 267g /(L) 278g / (M) 289g
材質 6066-T6アルミニウム
バルブ口 仏式バルブ専用
加圧上限 7bar(100psi)
(from
SILCA )
※ Amazon はこちら。左:M 中:L 右:XL です。
※ こちらは楽天ショップです。こっちは S もありますね。



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